2019新春の集い開催
友好促進の誓い新た
「2019年新春の集い」(日本ベトナム友好協会茨城県連合会主催)が2月2日、水戸市三の丸の水戸京成ホテルで開かれました。来賓のラム・タイン・フォン駐日大使館公使や宇野善昌茨城県副知事、本県選出国会議員、県会議員ら約120人が出席し、両国の友好促進の誓いを新たにしました。また、会場では学生会員らによる訪越研修活動報告会があり、注目を集めました。
5人のベトナム女性留学生らが司会を務め、中川喜久治会長代行が開会あいさつ。主催者あいさつに立った齋藤平会長は「昨年、50余年にわたる平和友好運動に対して、ベトナム国家主席より友好勲章を受章。この栄誉を胸に、①ベトナム大使館などとの緊密な協力②ベトナム人労働者の受入れ拡大に伴う県、市町村、関係団体との連携③第22次訪問団の派遣と県内在住ベトナム人との協力・対話の拡大などの課題実行のため県連組織と人材配置を適正化し、財政基盤の強化、新規会員増への取り組みを進めております」と決意を表明しました。
来賓のフォン公使は「貴連合会のベトナム戦争反対運動はじめ物心両面での支援活動はベトナム国民にとって大きな励ましになった。感謝したい。また、色々な分野に活動の輪を広げ、両国民をつなぐ懸け橋となり、昨年、ベトナム政府からの友好勲章を受章したことは、これまでの活動の成果であると確信している。今後ともに皆様の支援を賜り、両国のさらなる発展と進化の貢献に務めたい。また、茨城県内の企業がベトナムに進出してくれることに期待したい」とあいさつ。
宇野副知事は「日本とベトナムの関係は昨年、45周年を迎えた。TPP(環太平洋経済連携協定)が発効。今年は入管法の改正もあり、両国の関係はより強固なものになる。茨城県にあっては農業分野で実習生受入れや研修員派遣などの相互交流がある。ナシや常陸牛の輸出量も増え、ベトナム国内に販売推奨店も開店。年末にはチャーター便が運行し、多くの人を迎え入れた。県も職員を駐在させ貿易関係を中心に人的交流を続けている」などと祝辞を述べました。
来賓あいさつの後、下山田虎之介名誉会長の発声で乾杯し、祝宴に入りました。