ベトナムの琴の調べと講演の夕べ
80人が参加、和やかに
日本ベトナム友好協会茨城県連合会主催の「ベトナムの夕べ」が10月16日、水戸市のホテルレイクビュー水戸で開催され、県関係者をはじめ、市長や企業関係者など80人が参加し、ベトナムへの理解やお互いの交流を深めました。
山口やちゑ会長は「新たな体制になり、今まであまり交流がなかった筑波大学とも交流がスタートし、ハノイ市から筑波大学に来た訪問団の研修も協力して行うことができた。また、今までの会員に加え、新たな協力者のみなさんにも参加いただき、さらに幅広い有意義な活動へとつなげていきたい」とあいさつしました。
大井川和彦茨城県知事の代理としてあいさつした県民生活環境部の横山伸一次長は「県は歴史的なつながりが深いベトナムとの交流は重要と考え、すでに常陸牛やナシが輸出されており、市場拡大を期待しベトナムでの積極的なPRに努めている。茨城県とベトナムとの交流推進を図り、県内のベトナム人が安心して暮らせる環境づくりを進めていきたい」と話しました。
髙﨑進茨城県議会議員からも、「ベトナムとの長い歴史に立ち、新体制でのさらなる発展を期待する」とのあいさつをいただき、下山田虎之介名誉会長の元気な乾杯の発声により、和やかに会が始まりました。
この日はベトナム国立歌舞団副団長で、ベトナムの民族楽器ダン・バウ(一弦琴)奏者で上皇、上皇后陛下の前で演奏したことのある著名な演奏家ホアン・スアン・ビン氏がハノイから演奏に訪れ、優雅で情緒あふれる演奏を行い、参加者一同ベトナムの情景を思い浮かべました。
また、筑波大学執行役員教授大根田修氏からは「茨城から始めるベトナム交流」と題して講演をいただき、筑波大学とベトナムの関係は古く、大学を通して、学問を通しての茨城県とベトナムの関係、今後の友好協会との連携や県内企業との交流発展について詳しく、また大学という新たな切り口で興味深い講演をいただきました。